購入した中古物件をリノベーションする場合、誰もがどのような部屋にするべきかを悩むものです。ここでは、リノベーション予定の家の選び方から、リノベーション例について説明しています。

家族で快適に暮らす!中古の一戸建て物件はリノベーションで変わる

比較

家族と一緒に健康的で明るい毎日を送るなら、毎日快適に過ごせる住環境を整える必要があります。特に子育て世帯であれば、子育てがしやすい状態に住環境を整えることで、育児の負担も軽減できるようになるため、重要な要素なのです。すでに建てられている中古の一戸建てでも、リノベーションによって子育てに最適な住環境へ作り変えられます。

リノベーションとは何か?

リノベーションとは、中古物件を住む人のライフスタイルに合わせて改修する施工です。リフォームとの違いがわからないという人も多いかもしれません。リフォームとは、老朽化した設備の取り換えや壁紙の張替えなど、設備や内装を一部改修する施工です。これに対してリノベーションは、既存の建物へ大規模な改良工事を行ない、部屋の見た目や機能性を大きく向上させる施工のことです。
つまり、リフォームとは劣化によってマイナスの状態になった家を元の状態へと戻す施工であり、リノベーションは元の状態よりも住み心地や耐久性をさらにプラスした施工といえます。

施工により得られるメリット

グラフ

リノベーション住宅のメリットといえば、水や電気、ガスのライフラインに関する性能向上や、間取りや内外装をライフスタイルに合わせて改善できることが挙げられます。新築物件に掛かる建築費用と比べても、中古物件の購入価格とリノベーション費用の合計額は安くなるので、リノベーションによって安く住みやすい家を得ることができます。
新築物件は、購入して15年後に価値が半分に急落しますが、中古物件は15年後も価値の低下はゆるやかです。リノベーション後は資産価値を向上させられるため、リノベーション後の中古物件は資産価値を維持しやすい物件といえます。

中古の一戸建てを選ぶ時のポイント

外観

外壁の状態

中古物件を探す際には、外壁のヒビや汚れには気をつけましょう。外壁のヒビが小さいものなら、外壁塗装業者に頼めば補修してくれるので問題はありません。しかし、太く大きなヒビが入っている場合、地盤の傾きによって家に大きな負荷が掛かっていることが考えられるので、購入は控えたほうがよいでしょう。
外壁の汚れにも注意が必要です。外壁の劣化が原因で汚れている場合、雨水が壁の内部に入り込み、柱などの構造体が腐食している可能性があります。中古物件の下見を行なう際は、物件の壁のすみずみまで調べましょう。

内装のカビ・窓サッシの開閉チェック

中古物件の中を下見する場合は、内装のカビや窓サッシの開閉チェックを行ないましょう。もしも天井や家具の裏、部屋の隅などにカビがある場合、注意が必要です。カビが生えるということは、その部屋は風通しが悪く湿気が溜まりやすい部屋といえます。清掃や壁紙の張替えを行なったとしても、湿気が溜まりやすい構造自体を変えなければ改善はできません。
また、窓サッシの開閉がスムーズにできるかといった要素も重要となります。単純に開閉ができないだけならば、窓サッシの調整をすることで改善できます。しかし、窓サッシに大きな隙間ができている場合、家の構造自体に歪みが現れている可能性があるため問題となるでしょう。

各種住宅検査証

各種の住宅検査証もきちんとチェックするべきところです。購入する前に確認しておきたいのが、建築確認申請書と完了検査済証の2つとなります。
建築確認申請書とは、建築予定の建物が建築基準法や関連する法令、規定に則っているかを審査する書類です。都市計画区域内で建物を建てるなら、ほとんどの場合この建築確認申請書を役所や民間建築確認検査機関へ提出しなければなりません。提出後は審査をした機関から確認済証が交付されます。
完了検査済証とは、建物の工事が完了したあとの完了検査において、建築基準法に適合していれば交付される書類です。工事中に後から違法なリフォームを行なっていれば、この完了検査済証が交付されることはありません。
つまり、この2つの書類が揃っていることで、建築基準法や法令、規定通りに造られた建物だと判断ができるのです。

アイディア次第でオリジナリティが活かせる!家族が暮らしやすい住まいの形

世帯ごとに暮らしやすい家の条件は変わってくるものです。子供が多い家庭や、高齢の親と住む二世帯同居の場合など、見た目だけでなく間取りや部屋の機能性、インテリアの配置などにもこだわる必要があります。家族で快適に過ごせる住空間はどのように計画するべきでしょうか。以下では、過去のリノベーション例を紹介しています。

リノベーションで実現!事例で見る家族が暮らしやすい住まい

CASE1:アイランドキッチンが中心!家族だんらんが楽しくなる家

内観

アイランドキッチンとは、壁から離れた場所にキッチンを設置した間取りです。1つの島のように独立して配置されるため、このような名称がつけられています。
多くの場合、部屋のほぼ中央付近にキッチンが備え付けられます。あえてキッチンを見えやすい場所に配置することで、キッチン自体を部屋のインテリアのように魅せられます。台所で調理をしている間も家族と楽しく会話をしたり、テレビの内容を見ながら調理をしたりといったことができるでしょう。
目の離せない小さな子供がいる家庭なら、調理や洗い物をしている間も子供の様子が気になるものです。アイランド型キッチンならば、子供の姿をいつでも確認できます。何かあればすぐに駆けつけることもできるので、子育て世帯にはピッタリの部屋となります。

CASE2:吹き抜けを作れば開放感が出る!光をいっぱい取り入れた明るい家

室内

リノベーションを行なう家で多くの人が希望するのが、吹き抜けのある部屋です。リビングを吹き抜けにすれば、家族がくつろぐ場所を開放感のある心地よい空間にすることができます。吹き抜けの一部に採光窓を取付けることで、天井から明るい陽の光を採り入れられます。また、壁面にブラケットライトを取付けることで部屋の奥行きを演出するなど、自分のセンスで部屋のインテリアを演出できるのです。
2階建ての家で吹き抜け構造にすれば、1階から2階への声を掛けやすくなります。リビングにいるお母さんが2階にいる子供へご飯ができたことを伝えたり、2階の子供が1階にいるお父さんへ挨拶をしたりといった、家族間のコミュニケーションがとりやすくなります。

CASE3:日本らしさを残した和室を活かした家

和室

一戸建ての家に、昔ながらの和室も一部屋欲しいと考える人は多くいます。畳敷きの和室は、和風建築の家だけでなく、洋風建築の家でもよく採用されています。和のテイストが醸し出す落ち着いた色合いは、部屋にいる人にゆったりとした癒しの時間を与えてくれます。また、畳はフローリングの床と比べて通気性と断熱性に優れており、1年を通して快適に使用することができます。
椅子を使用せずに座ってくつろげるので、家の大広間を和室にすれば、友人や親戚などたくさんの人が来客した時に活用できます。また、二世帯で住むのであれば、高齢の親がこうした和室を好んで使ってくれるようになります。年齢の高い人ですと、デザイナーが設計したスタイリッシュな部屋では落ち着かないという人も多いものです。年齢の高い親が快適に過ごせる和室を作れば、ニ世帯での暮らしも問題なく行なえます。